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コラム「中道亮のプランナー論」| 姫路結婚式.com

写真嫌いのご親族

本当に稀ですが、
写真を撮られるのが嫌いなご親族もいます。

以前、円教寺の結婚式でのこと。
新郎のお母様が写真は嫌いだと言って絶対に写ろうとはしませんでした。

でも家族写真てとても大事ですよね。

お2人をはさんでご両家のご両親が並ぶ6名での写真。
お2人とそれぞれのご両親4名での写真。

また新郎様とお母様、新婦様とお母様の2ショットなども要望が多いので、よく撮ります。

当社のプロデュースでは、
一般の式場と比べて家族撮影の時間を多く取っていて、さらにできるだけフリータイムも作るようにして、皆さんのスマホ撮影を自由にしていいただけるようにしています。

そんな風に当社が力を入れている家族撮影なのに、「写真が嫌い」という親族がいるとすごく悩みます。

おそらく一般の式場だと、式後に写真を納品する際に親御さんとの写真が無いとなると具合が悪いので、「まぁお母様、そう言われましても1枚だけでも撮らせて下さい。せっかくの日なので。どうぞどうぞこちらへ!」なんて撮影場所まで案内することでしょう。

でも僕は、そういった事は一切しないようにしています。

写真が嫌なら撮らなくていい。
無理に「ザ・結婚式」の型にはめる必要はないというのが僕の考え方です。

もちろん新郎新婦お2人にその旨を確認しての事ですが。

僕がプロデュースで自分自身に対して戒めていることは、下記のようなこと。

・こうしてあげる方が結果的にお客様満足になる
・結婚式の常識的にこうあるべきだろう
・今こうした方が進行がスムーズに運ぶ
・ゲストは素人なのだからプロの僕たちの感覚が優先されるべきだ

これらをあえてやらないという選択をするのは、怖いです。

僕のこの判断は間違ってるのかもしれない。
一生に一回なのに、これがあとあとお2人の後悔になるかもしれない。

そんな恐怖心にさいなまれますが、それでもお客様がやりたいようにやらせてあげたいから、ドキドキしながら懸命に采配をふるいます。

以前に、「僕の満足度0%、お客様の満足度100%」という記事を書きましたが、
(こちら→https://himeji-wedding.com/salon/281/
僕が主導権を握らずにお客様の流れのままに沿ってプロデュースするというのは、本当に怖い事です。

でも僕たちは台本のあるイベントを興行している訳ではありません。そしてその興行を誰か観客に見せようとしている訳ではありません。

僕たちウェディングプランナーの仕事は、
お2人を祝福しようという気持ちで集まった人たちと新郎新婦お2人の大切な時間をステキな時間にすること。

そのためにはゲストひとりひとりの考え方をくみ取ってあげて、ゲストひとりひとりが楽しめるようにしてあげることが全てなんじゃないかと思うのです。

ここに行きつくまでに僕も随分遠回りをしたように思います。

プランナーの思想というのは、なかなかに奥が深いものです。



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