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コラム「中道亮のプランナー論」| 姫路結婚式.com

小説を書き終えて。

先日のブログでも書きましたが、今年の1月よりnoteにて連載スタートしたスウィートブライド物語「僕がウェディングプランナーと言えた日」が99話で完結しました。

改めて、今回この小説を書いた理由を少しお話させていただきます。

キッカケはこの「姫路ウェディングマガジン」でした。

「姫路ウェディングマガジン」の創刊は、今からちょうど1年前の2019年8月。ここ数年、通常のホームページだけでは伝えきれないものがあり、ダイレクトに今の結婚式と向き合えるようなサイトの必要性を感じていました。

そこでブログに特化した「姫路ウェディングマガジン」というサイトを作ったのです。

しかし、そこでの発信はどうしても僕の持論や哲学に終始してしまうところがあり、「結婚式はこうあるべき!」と上から目線になってしまう。それではお客様と向き合えない・・・

そんな時、1冊の本に出会いました。

オンデーズという眼鏡屋さんの生々しい再生物語でした。

面白かった。

一発で田中修治社長のファンになりました。
そして、僕は次に眼鏡を買う時はオンデーズで買いたいとも思いました。

それって、すごい事ですよね。

(あぁ・・・、物語って必要なんだな・・・)

誰もが知っている大手のホテルや式場は、すでにはじめからお客様に信頼があります。でも、当社のような小さな会社に信頼なんてありません。「大丈夫かな、この会社・・・」って、思われても仕方がない。そんな中、当社で決めていただいたお客様に対して120%でプロデュースさせていただいていると、少しずつクチコミが増え、やがて新規より紹介の方が多い会社になってきました。

それは当社の結婚式を体験したので紹介してくれる訳で、ホームページでその体験を新規のお客様に伝えるのは至難の業です。自分をを悪いように書く会社なんて無いので、どの会社のホームページを見ても、結局同じような良い事ばかりが書いてある。だから、ホームページで差別化するのはとても難しいという事なんです。

そこで僕もオンデーズの田中社長のように、物語を書いていこうと思い立ちました。

ありがたい事に、僕の人生は順風満帆ではありません。

出来の悪いダメ人間の成長物語ならば、読んでくれるかもしれない。そして僕の仕事への想いがお客様に伝わるかもしれない。それでひと組でも新規のお客様が相談に来てくれたら、僕の人生の黒歴史も捨てたもんじゃないと。

(なんか、楽しそう♪)

僕はすぐに構想に着手しました。
最終回は2017年9月の結婚式。僕の想いが叶った日です。

僕はその結婚式以来、自分自身の事を「ウェディングプランナー」と名乗るようになりました。それまでは、スウィートブライド代表とかブライダルプロデューサーとか。僕にとっては、人生の大きな転換期になる日となったのです。奥さんにこの構想を話すると、「『僕がウェディングプランナーと言えた日』というタイトルがいいんじゃない?」と言ってくれました。こうしてタイトルも決まり、今年の1月より第1話がスタートする事になりました。

それから僕は、昔のブログのコピーや日記帳に埋もれながら、その全てに目を通しました。なかなか膨大な作業でした。でも読んでいくと、当時の気持ちも蘇ってきて、自分自身が初心に戻っていくような気分になりました。

実際に書き始めると、とても楽しかったです。

でも書きたくても、書けない事柄の方が多かったりします。
一度書いては、全て削除・・・。そんな繰り返しでした。でも悪い事を書かないと、良い事が引き立たないもので、そこに一番苦労しました。

そういう観点から、この小説は僕の自虐ネタでありながら案外ときれいごとで綴られているのではないかと思います。

まぁそれでも、こうして書き上げられた事にとても満足しています。

最初は、こういう物語を書く事でホームページには書けない本当の想いがお客様に伝わればと思っていました。しかし、書き始めるとそんな事はどうでもよくなり、自分自身と良い意味で向き合える時間になったように思います。

コロナ禍の大変な時代。
ブライダル業界にとって良い話なんて全くありません。

そんな時だからこそ、価値ある時間を過ごさせていただいたように思うのです。

それと大事な事をもうひとつ。

この小説は、常に加筆、修正をしています。
アップした時が最終形ではなく、さかのぼって加筆、修正しているので、読み返すと結構違っている事も多いと思います。内容自体を変えている訳ではなく、あくまでも表現の仕方という事ですが。

それから、この小説のおかげで「ショートストーリー」というカテゴリーも生まれました。

長文を読んでいただけない人にも伝えたいという想いでスタートしました。このショートストーリーは、たまってきたらいずれ書籍化できればいいなぁと思っています。

色々楽しませていただきます。

では、時間のある人はぜひ読んでやってください m(_ _)m



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