地方創生という言葉をよく聞かれると思います。

国が主導で地方を活性化しようとする政策です。
それにより町おこしをしようという動きが多く見受けられるようになりました。

市や県に企画を出し、それが採用されれば助成金がでるという仕組みです。

そんな中、「結婚式」というものがひとつの企画商材として扱われることが多いです。
婚活を含めた結婚というキーワードは町おこしにとって魅力的なものなのでしょう。

でもぼくはどちらかと言うと反対派。
こんな事を言ってしまうと業界から嫌われてしまうと思いますが、
ぼくのところに来るそういうお話には、たいてはお断りさせていただいています。

結婚式はお2人や親族のためのものであって、町おこしのためではない。
それが、ぼくの意見。

結婚式をして町を活性化したい!という行政の想いは伝わってきます。
でも伝わってくるのはそれくらい。

ぼくがやっている仕事は、国から補助金をもらってイベント的に挙げる式ではありません。
新郎新婦様のお財布から出てくるお金をいただいて、その中で少しでも良いものを!という想いで、
費用を下げ、そしてクオリティは上げ、一生懸命考えて運営している訳です。

結婚式のプロデュースは行政でもイベント会社でも誰でも簡単にできます。

ただ、ぼくたちウエディングのプロがそういうところと違うのは、ひとつひとつへのこだわりでしょうか。
本当にこの白無垢はイイものを少しでも安く提供できているだろうか。
この花嫁様にはどんなヘアスタイルが似合うだろう、どんなメイクだと輝くだろう。
何色のブーケがいいだろう。会場にはどんな花がお2人に合うだろう。
そうして創り上げた花嫁様をどうすればステキな一枚の写真に残せるだろう。
お2人の中に、またお2人とご両親の中に、どんなドラマがあるんだろう。
どこまでお2人の事を考えた司会進行ができるだろう。

そんな風にひとつひとつを吟味し、納得しながら創り上げていっているのです。

そして終わったお客様が喜んでいただければ、自然とその後に需要が生まれ、
知らず知らずのうちに、新規でご相談に来られるお客様が増えていくものです。

単発の打ち上げ花火のような結婚式イベントが悪いとは言いませんが、
そのイベントのクオリティが高く、魅力的であれば、絶対にその後に需要は生まれてくるはずです。

町おこしを中心に考えるのではなく、
お2人がどんな結婚式がしたいのかを考えることこそ、本当の町おこしにつながっていくのではないでしょうか。

大切なのは、クオリティだと思うのです。

そして今の時代に合った結婚式の提案だと思うのです。