その業種にはその業種に合った家系というものがあります。

だから世の中に、世襲や2世が多いというのは、まことうなづけるもの。

サラリーマン家庭で育った人が商売するというのはしんどい事じゃないのだろうか・・・。
まぁこれは、ぼくの勝手な解釈なんですけど。

ぼくが生まれた時、実家で祖母が飲み屋を経営してました。
それはやがてお菓子屋になり、その後父が経営し、ヤマザキショップになりました。
そして、その店と並行して母は喫茶店を経営。

ぼくは小学校から帰ってきてランドセルを置いたら、店番ていう日もありました。
お菓子やパンやケーキを買うお客様のレジ仕事。
中学生にもなれば、それは当たり前の家のお手伝いに。

また高校生くらいになったら、喫茶店のカウンターの中にはいるようにもなりました。
そこでサイフォンの珈琲を作ってお出ししていました。

「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」が日常の言葉でした。

大学を卒業するとき、もうぼくは「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を
言わなくていい業種に就職したいと思いました。

サービス業の大変さというものを子供の頃から身に染みて感じてたから。

それなのに、ぼくはとびきりのサービス業である地元の百貨店に就職・・・。
結局大人になっても「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の生活でした。

そんなぼくも独立起業して10数年。
これまでに多くの女性ウエディングプランナーを雇ってきました。

そこで感じることは、実家が商売されてる中で育った人は、
やはりどこかに「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」が染みついてて、
商売人としての血が流れていると。

基本が最初から備わってるようなものかもしれないと思うんですね。

ぼくは何となくそういうものを匂いとして感じてしまうものだから、
自分の会社で働いてくれる人の面接の時などは、そういう匂いを探してしまう。

商売人の子供は商売人。

まことにぼくの勝手な偏見なのであります。