仕事の整理をしていると、当時の神社挙式の進行表がでてきて、
懐かしいなぁ・・・と、見ていました。

進行表というのは、それを見るだけで当時の色々な情景が蘇ってきます。

それにしても人間の記憶というものは本当に曖昧なもので、
当時の進行表を見て驚いたのは、今より時間をたっぷりとっているところ。

そしてすごくこだわって伝統というものを意識したプログラムになっているところ。

今のぼくでは考えられないくらいキチンとしすぎた進行表で、
「これはこうするべきだ!」というぼくの想いやこだわりがビンビン伝わってきます。

でもそれはまるで軍隊行列のような感じで、
全てのお客様がぼくという人間のこだわりの中で統制されてたのがよくわかります。

神社挙式はこうあるべし。
いい意味でも悪い意味でもワンマンな姿がそこにあります。

同じ人間でありながら、こうも変わるものかと最近の自分が不思議に見えてきたりしました。

今のぼくは、ぼく自身のこだわりのワンマンではなくて、
それぞれのスタッフの技量を自由に発揮いただけるように考えて進めています。

そしてよりカジュアルにアットホームに考えているので、
例えば親族も新婦様の着付け室に自由に出入りしてわぁわぁと和んでいただいています。

友人が来てくれれば、「こっちに入ってきてください!どうぞ、どうぞ」という感じで、
誰もを気さくに着付け室にお入れしています。

でも当時のぼくの進行表を見ると、新郎様すら新婦様の着付け室に入れてない事がわかります。
新婦様が仕上がるまでは、神聖なものとして丁重に扱ってたんですね。

だから当時のぼくなら、今のように親族を着付け室に入れてたら、怒ってたでしょうね。

親族紹介や挙式説明、それからぼくからゲストの皆さまへの挨拶などの項目を見ると
キチンとした神社挙式をしようという熱い想いが見てとれます。

そして本番15分前には新婦様とご両親をひとつのお部屋にお入れし、最後の挨拶をしていただいていました。
その部分が当時のぼくの最もこだわったプログラムであったことも思い出します。

それはその神社の背景であったり、雰囲気であったり、そういうものも当然あって、
より伝統を意識したようなプログラムで創り上げることで、その神社の良さを出していました。

これは、どちらがいいのか、悪いのか、という事ではなくて、新郎新婦様によって様々であるという事です。

ぼくが決めつけたプログラムが全てではありません。

今、スウィートブライドにお越しのお2人のほとんどは、アットホームを望まれます。
だから今は、それに応じたプログラムを組んでいくようになります。

ただ、当時のキチンとした進行表を見返すことで、
今のぼくのお客様にそういう部分も反映できるよう、ご提案をさせていただければと思いました。