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今年の書写山円教寺の大樹住職の一文字は「徳」でした。

この「徳」という文字の意味を追っていくと、自分自身の情けなさに行きあたります。

ぼくは、「おかさずおかされず」という言葉を昨年ある先生から教わり座右の銘になりました。
ただ「おかされず」生きるという事はとても難しい事で、おかされない人になるためにはどうすればいいのかを日々考えていました。

この度、この「徳」という文字と「おかされず」の言葉がぼくの中でリンクし、ひとつの指標になりました。

「怨を以て怨に報ゆれば怨は止まず、徳を以て怨に報ゆれば怨み即ち尽く」
これは傳教大師様の言葉らしいですが、まさにそういう事なんだと理解できます。

大樹住職はこうおっしゃられています。

「この徳を培うには目立とうとしない謙虚さをもって常に自分の事より他人の事を大切に思う心を養う事が第一であろう。
その心は自然に言動に現れるものであり自分も人も幸せになる最高のあり方だと信じます。」

小さな事に固執するあまり大きなものを見逃さないようにしたいものです。

そして、「徳」を養っていきたいと思っています。